京葉ガス船橋ビルにおいてZEB Readyの認証取得
京葉ガス株式会社(所在地:千葉県市川市 取締役社長:羽生 弘)は、当社社屋である船橋ビルの省エネルギー化工事において、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の「ZEB Ready」を取得いたしました。汎用技術の活用によって、既存事務所の一次エネルギー消費量を56%削減しています。
ZEBとは
Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称で、快適な室内環境を実現しながら、高効率設備や省エネ技術の導入により最大限エネルギー消費量を小さくする一方で、太陽光発電等でエネルギーを創り出すことで年間の一次エネルギー消費量収支を正味ゼロとすることを目指す建築物のことです。
エネルギーの削減率に応じて下記の4段階が定義されており、京葉ガス船橋ビルでは「ZEB Ready」の認証を取得しました。
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1.
『ZEB』:省エネ(50%以上)と創エネにより一次エネルギー消費量を100%以上削減した建物
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2.
Nearly ZEB:省エネ(50%以上)と創エネにより一次エネルギー消費量を75%以上削減した建物
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3.
ZEB Ready:省エネ(50%以上)と創エネにより一次エネルギー消費量を50%以上削減した建物
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4.
ZEB Oriented:延べ面積10,000m2以上の規模で、用途ごとに一次エネルギー消費量を30%~40%削減した建物(未評価技術導入が条件)
当社は、今回ZEB Ready取得を通じて得られた知見を活かし、天然ガスや省エネ設備への転換を推進し、お客さま先や地域におけるCO2排出削減に貢献してまいります。
参考
導入設備・技術について
京葉ガス船橋ビルでは下記の設備・技術を導入しております。目新しい設備・技術ではありませんが、汎用技術をうまく有効活用することで同条件の事務所ビルと比較し、年間一次エネルギー消費量を56%削減しております。
- 高効率空調機(GHP※)
※GHP:「ガスエンジン・ヒートポンプ・エアコン」の略。室外機のコンプレッサーをガスエンジンで駆動し、ヒートポンプによって冷暖房を行う空調システムです。 - 太陽光発電(11.88kW)
- LED照明
- BEMS(ITを利用して業務用ビルの照明や空調などを制御し、最適なエネルギー管理を行う)
- 各種制御(温湿度制御、CO2濃度に応じた換気制御、照明昼光利用制御、照明ゾーニング制御等)
BEMSで計測するエネルギーデータを基に運用改善を行い、更なる省エネに努め環境性の高い施設を目指してまいります。
高効率空調機(GHP)
太陽光発電設備