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GENBA
INTERVIEW 06
本支管工事士1級
協和工業株式会社
2016年入社

小手誠

安心安全を
守っている。
それで、十分。

CHAPTER 01 何でも言いやすい雰囲気をつくる

まずは、今日の現場について教えてください。

小手

新しいガス管に入替え、もう使わなくなった古いガス管(経年管)を取り除く作業です。重機を使って地上に上げ、道路下のガス管があった場所に土を戻し、ならします。

まるで自分の手のように、寸分のくるいなく重機を操作している姿が印象的でした。

小手

やっていれば誰でもできるようになりますよ(笑)。ただ、場数こなさないと覚えないので、最初の頃は苦戦しました。

現在の仕事について教えてください。

小手

現在は、本支管の新設や経年管の入替工事に従事し、職長を務めております。現場での通常業務に加え、職長として職人同士の役割分担や現場での指示出し、危険予知などに取り組んでいます。

職長として心がけていることはありますか?

小手

朝礼で皆の体調確認をしたり、作業中は水分補給や休憩をしっかりと取るように声を掛けたりしています。体調が悪いときでも、周囲を気にしてなかなか自分からは申し出にくいものです。でも、それではいけない。何でも言いやすい雰囲気を作れるように、日常的によく話をするようにしています。

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CHAPTER 02 災害時に、多くの人の役に立てる仕事

これまではどのような仕事を経験されてきましたか?

小手

高校卒業後、水道関係の会社に入社し、家庭の上下水道の切替や浄化槽の撤去、井戸の配管を伸ばす業務に従事していました。その後知人の紹介で、本支管の下請け会社に入社し、20年ほどガス業界で仕事をしています。

今までにはどんな現場がありましたか?

小手

埼玉県蓮田のサービスエリアや学校のガス管の入替など、さまざまな現場を経験しました。初めてのガス工事の現場は柏の道路で、150~200本(約1㎞)の低圧の本支管の入替工事でした。

一番印象に残っている仕事のエピソードを教えてください。

小手

2018年6月に発生した、大阪府北部地震の災害復旧に行ったことです。商店街のガスメーターの監視や、配属されたエリアがガス漏れをしていないかどうか点検する作業の応援に行きました。被災された方々の役に立てたことが、一番の思い出です。

どんな瞬間に仕事のやりがいを感じますか?

小手

配管したガス管は地中に埋まり、目で見ることができなくなりますが、自分たちの仕事がお客さまの安心・安全につながると思えば、それで十分です。

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CHAPTER 03 若いうちから、どんどん行けよ

仕事をしていて身についたスキルはありますか?

小手

丁寧に、限られた時間内に完工することです。ガス本支管の工事は、掘削したときに思わぬ障害物に当たるなど、予定通りに進まないことがよくあります。小さな課題に日々対応してきた経験から、どんな問題が起きたとしてもいち早く改善策を見つけ、実行するスキルが身についたと思います。困難な現場ほど、成長の糧になります。

時間内に完工するために、心がけていることはありますか?

小手

掘っている間に作業が完了した場所を埋めてならしたり、早く撤収できるように道具を洗っておいたり。手を抜くことはもちろんありませんが、皆の安全を守りつつ、効率よく行動することを心がけています。

では、今後の目標を教えてください。

小手

仕事の幅を広げるために、より高度な資格を取得し、スキルアップしていきたいです。資格は若いうちにとっておいた方が、ステップアップもしやすいですよ。

最後に、若手に一言メッセージをいただけますか?

小手

言われたことは、誰だってできます。言われる前に自分で考えて動ける人になってほしいですね。今の状況を見て、次に使う道具を持って来たり、次の作業の準備をしたり。そういう意識が持てると、いいチームができます。ガスは、人々の生活に欠かせないもの。だからこそ、この仕事は安定していると思います。1つの考えに固執せず、広い視野で物事を考える人と一緒に働きたいですね。

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休日の過ごし方

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基本的に外に出ることが多いです。夏は船に乗って海釣りをしたり、山登りをしたり。冬はスノーボードに行くこともありますね。バイクも好きで、休日はよく乗っています。