まずは、現在の仕事について教えてください。
INTERVIEW 05
竹中工業株式会社
2006年入社
CHAPTER 01 営業職を経験し、ガス工事の魅力を再認識
本支管工事部で監督士の統括をしています。他企業やお客さまとの調整をはじめ、図面や書類の作成、工程管理などに携わっています。
この仕事を始めたきっかけは何ですか?
高校時代は、漠然と「手に職」という考えがありました。中学生まで吹奏楽をしていたこともあり、当時は音響設営の専門学校へ進学するか、就職するかで悩んでいました。ちょうどそのとき、今の会社に勤めている友人からガス工事の話や会社の雰囲気を聞く機会があり、興味を持ったため入社しました。
これまでどんな仕事を経験されましたか?
最初は職人として内管工事をしていましたが「このままでいいのかな」と悩んでいました。そこで、悩むくらいだったら少しでも興味のある仕事をやってみようと、一時期は別の会社で営業職を経験しました。ところが営業をやってみると、今度はガス工事の方が面白いということに気づいたのです。社長や上司に恵まれ、結果として出戻りという形で監督業を始めましたね。
そうだったのですね。では、ガス工事の魅力について教えてください。
営業職は売り上げが命ですが、ガス工事は生活に必要なものを自分たちの手で作りあげていきます。それって、すごいことですよね。着工前の現場を歩けば「これから始まるんだ」と気合が入りますし、完工した現場を歩けば達成感も得られます。僕にとっては、ガス工事をしている方が達成感もやりがいも感じられたので、この仕事が合っているのだと思います。
CHAPTER 02 現場の環境づくりは、仕事のスタートライン
どんなときに仕事のやりがいを感じますか?
チームの皆と、着実に作り上げていくことにやりがいを感じます。現場を見ていても、毎日一歩ずつ工程が進んでいくことがわかると、小さな達成感がありますね。
仕事のこだわりについて教えてください。
限られたスペースの中で、職人さんが作業しやすい環境を作ることです。たとえば、事前に話をして車を置いておける場所を確保したり、工事中に騒音や振動が出てしまうことを住民の方々や近隣テナントの方々にご理解いただいたり。そうでないと、現場の監督に引き渡せません。「こうしておけばよかった」と後から気づくことは、自分的にはだめなんです。
現場を引き渡す前に、必ずチェックしていることはありますか?
車の動線や、掘削機などの機械を置く場所の確保など、現場が円滑に仕事ができるかどうかを常に意識しています。それができて初めて、仕事のスタートラインに立つことができます。
なるほど。では、今までで一番印象に残った出来事はありますか?
初めて区画整理事業に携わったことです。工事が何工区にも分かれており、社内での調整が必要でしたし、他のインフラ会社はもちろん、道路整備会社との調整に苦労しました。しかし完工して道路が開通したときには、道路の端から端まで携われたことに達成感を覚えましたね。困難を乗り越えることができ、自信もつきました。
CHAPTER 03 顔を見れば、調子がわかる
仕事をするうえで、どんなことに心がけていますか?
朝礼の時に、職人さんの顔色を見るようにしています。皆そうだと思いますが、やる気があるときと、そうでないときとで顔色はちがいます。疲れやモチベーションの低下が大きな事故に繋がる可能性もあるので、顔を合わせることで、職人さんの調子を見ながらコミュニケーションを取るようにしています。
今後の目標について教えてください。
今は低圧工事を担当していますが、いずれは立坑構築や中圧工事など、より高度で幅広い業務に携われるよう勉強していきたいと思います。
では、どんな人と一緒に働きたいですか?
「やろう」「やってみよう」と言える人です。現場はチームワークが第一。さまざまなことに楽しくチャレンジできる人と一緒に働きたいです。この会社は風通しが良く、上司や先輩が部下の意見にしっかりと耳を傾けてくれるので、様々な問題も一人で抱え込まず、楽しく仕事ができる環境だと思いますよ。
最後に、若手に一言メッセージをいただけますか?
中途半端な気持ちでは、仕事も中途半端で終わってしまいます。だったら、少しでも興味のあることをとりあえずやってみる。そうするとわかることがあるので、また次に進めます。ゲンバの星を読んでいるということは、この業界にすでに興味があるはず。とにかくやってみてください。
休日の過ごし方
家で過ごすよりも、家族で公園や買い物に出かけることが多いです。妻がグルメなので、家族で美味しいお店にご飯を食べに行くこともあります。